フリーエンジニアとしての働き方を無理なく続けていくためには、タスク管理がより重要なカギを握ります。仕事の進捗や予定のぬけもれがなくなるだけでなく、スケジュールの空白も明確に知ることができるためです。フリーエンジニア生命を維持するためには、スケジュールの空白もタスクの一部として捉えましょう。
フリーエンジニアになると、会社員の頃にはやっていたなかったようなさまざまな仕事をこなさなければならなくなります。自分で案件を獲得し、納期までに納品するという流れはよく知られていることですが、その内訳は複雑です。獲得した案件を黙々とこなすというよりも、納品までの間にも細かい変更点や調整点、ミーティングなど、さまざまなタスクが生じます。この他に、会社員としてエンジニアをやっていた時とは異なり、事務手続きも自分の仕事に含まれるようになります。複数人のメンバーと分業していたことも、すべて自分の管理にかかってくるのです。 特にフリーエンジニアとして駆け出しの頃は、想定外のタスク量で混乱する人も少なくありません。案件も一つだけじゃなく複数抱えることもあるでしょう。そうなると進捗管理はますますシビアになります。このような理由から、フリーランスエンジニアはタスク管理が重要なのです。
フリーエンジニアであれば、タスク管理はより厳密に行う必要があります。そうしなければ、フリーエンジニアとして活躍し続けることが困難になるからです。タスク管理は、納期やその日の案件の予定を大まかに記入するだけでは危険です。案件ごと、クライアントごと、一つ一つでレギュレーションが異なるので、大まかな記入では区別がつかなくなる可能性があります。タスク管理は、案件ごと、クライアントごとなどできる限り詳細に分けることがポイントです。 フリーエンジニアになると、他のメンバーが進捗について声をかけてくれるようなことはなくなります。自分だけの裁量で仕事を進めることになるので、ぬけもれはフリーエンジニアとしての死活問題につながります。クライアントとの契約内容は遵守するのが基本中の基本です。一つ一つの案件で信頼を獲得しなければ、次につなげることは困難です。 フリーエンジニア生命を長く維持していくためには、きめ細かいタスク管理をして確実に仕事をこなすことが欠かせません。
仕事をすればするほど自分の収入に直結することは、フリーエンジニア特有の魅力です。タスク管理をしっかり行ったうえでスケジュールに空きがあった場合、追加で案件を引き受けたくなる人も少なくないでしょう。しかし、スケジュールに空きがないほど仕事を詰め込んでしまうと心身ともに休まる時間がなくなります。収入面では満足のいくものになるかもしれませんが、疲労が蓄積されて体を壊すと、後々予定外に仕事を休まなくてはならなくなることもあります。医療費もかかり、稼働が止まってしまった分だけ収入が減少するため、スケジュールは詰め込まず程よい余白が必要です。 タスク管理をする上では、休日を一つのタスクとして捉えるようにするといいかもしれません。余裕のあるタスク管理は、フリーエンジニアとして仕事を続けていくなかで欠かせないことといえます。
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